うたの日

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【 OPEN1334日 】 2017年11月24日 

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2017年06月15日 『 将棋 』

飛車を取り勝った気でいるおとうとに負けてやってもいいかと思う

シュンイチ

10 9+1 秀歌


2017年06月14日 『 昼食 』

何もかもうまくいかないそんな日も我にやさしい母のおにぎり

ゆきうさぎ

11 10+1 秀歌

幸香式部宮さらさ衣未(みみ)ミオナマジコセトリョーシカいずみ 美帆民生コタローさはらやうた猫

お母さんのおにぎりってなんであんなに美味しいんでしょうね。自炊して20年くらいになりますが、母より美味しいおにぎりは作れないですもの。まさに優しい味ですよね。
ミオナマジコ

いいなあ。
衣未(みみ)

愛情が伝わってきます。「やさしい」がいいですね。
岡桃代


2017年06月11日 『  』

よく笑うひとだと母を評してた いちばん笑わせたひとである

西村湯呑

10 9+1 秀歌

深影コトハいずみ 美帆多香子いろせえんどうけいこ久哲黒井真砂衣未(みみ)ひの夕雅

作中主体の父親は、結婚相手である、作中主体の母親を先に亡くしているのでしょうか。それとも先に亡くなったのでしょうか。どちらともとれる描写をされているから、その辺りの事実関係がどうもよく判らない。それでも、笑わせ上手という性格と、その対象が専ら作中主体の母親だったという事実が、湿っぽくなりがちな話を清々しいものに仕上げている。
雨宮 司

此方もにっこりしてしまうお歌でした。
多香子

シンプルで良い。ことに家族詠はこれで、情景が立つ。勉強させていただきました♡
久哲

素敵なご夫婦ですね!
きりえ


2017年06月10日 『 自由詠 』

折りたたみ傘をカバンに入れながらいつ死んだつていいとか言ふな

太田宣子

11 10+1 秀歌


2017年06月05日 『 遺言 』

最後まで無口な人だ遺言書開けば花の種が出てきて

楢原もか

10 9+1 秀歌

平井港人木蓮黒井真砂うた猫わらびぽるかどっとみずたま静ジャック

ドラマのようで好きです。
堅物で普段花は育ててない(もしくは育ててなさそうなイメージのある)お祖父様を想像しました。
色々と解釈できる遺言、素敵ですね。それはそれで問題も起きそうですが。
それを乗り越えて受け止めてくれる家族であって欲しいです。

わらび


2017年06月01日 『  』

六月の空気の粒が貼りついて誰もが魚になりそうな街

葵の助

10 9+1 星 秀歌

小泉夜雨木タロー宏海さないろせでゅらんた甘酢あんかけ西村湯呑西淳子

梅雨時は水槽の中にいるような気持ちになる時がありますね。不快な湿気もこうみるといいものかも。
木タロー


2017年05月23日 『 ジョーカー 』

そういえば2月にひいたジョーカーをまだポケットに入れたまんまだ


2017年05月21日 『 せえの 』

生命いのちいま出づるせえのの掛け声で信濃の冬の真夜まよの牛舎で

WPP

13 12+1 秀歌


2017年05月19日 『  』

iPhoneにいちど捕らへた夕暮れを逃がしてやればうつくしい街

桔梗

11 10+1 秀歌  Birthday

御殿山みなみ花 暁ルナクあおきぼたん萩野聡黒井真砂WPPゆきうさぎ宮本背水祐鈴

今日はもうひとつ好きなうたがあって悩んだのですが、この情景のうつくしさにハートを。iPhoneカメラと夕暮れ、そして「逃がしてやれば」という言葉がとても膨らみのある景色を生みだしていると感じました。
宮本背水


2017年05月13日 『 好きなパン 』

海へ行くたまごサンドを持って行くひとりでも行く泣いても食べる

ハナゾウ

10 9+1 星 秀歌

ミオナマジコ多香子寿々多実果ぽつり宮坂変哲野宮のあ石海史乃街田青々

行くの繰り返しが声に出して読んだ時に気持ちがいいです。本当は、たまごサンドを持って海でデートする約束でもしていたのでしょうか。「ひとりでも行く泣いても食べる」という下の句が、せつないけれど前向きで可愛くて素敵だなあと思いました。たまごサンドを食べたくなりました。
ミオナマジコ

一読して、とてもせつない歌です。「持って」「行く」「行く」「泣いて」「食べる」という動詞の連続がとてもうまいと思いました。あるいはこれは、「たくまざる巧」といえる表現でしょうか。
森雅彦

たまごサンドは少しさみしくて、とても優しい。
(卵プラスマヨネーズでコレステロールは気になる😅)

寿々多実果

何か、こちらまで胸がつかえそうになる、切なさがあるお歌でした。♡。
多香子

句点がたくさん入るような感じがするのに、不思議とまとまりがあって、それがリズムになっているのが良いなと思いました。海の青色とたまごサンドの黄色の対比も綺麗です。
野宮のあ


2017年05月12日 『 0 』

君が来て君が出て行く プラスいちマイナスいちがゼロにならない

静ジャック

10 9+1 星 秀歌

すどちん冬桜ぽつりといじま常盤このは居待月宮本背水えだまめ涸れ井戸

リズムが滑らかでスッと意味が入っていくリフレインだと思いました。それでいて最後は切ないですね。
といじま

一度恋人になった人が去っていくことを「プラスいちマイナスいち」、そしてその後「ゼロにならない」と心の状態をあらわしている、一連の表現が素敵だと思いました。
岡桃代

せつない・・・(ノへ;)
宮本背水

温もりなど知らない方が幸せだったとはよく聞くけれど、三十一文字でここまでスマートに表現できるんだなぁと勉強になります。失恋の秀歌ですね。
安達せきる


2017年05月09日 『  』

インスタに報告できぬ充実もあってばあちゃん手紙をかくよ

御殿山みなみ

10 9+1 秀歌

棚笠ひの夕雅寿々多実果笹谷香菜安達せきる石海史乃可奈美さはらや

SNSにUPする今日の楽しかったことと、誰にも見せていない喜びや充実感に相違があるというのはよくわかります。そう考えるとリア充という言葉は本当の充実とはまた違うものなのかもしれません。おばあちゃんに知らせたい出来事は何だったのでしょうか。
寿々多実果

そういうハイブリッドな人もきっと何処かにいるのでしょうね。ノンフィクションなら是非とも紹介して欲しいと思えちゃうほどこの歌に一目惚れしました。
安達せきる


2017年05月08日 『 ぬるま湯 』

俺が俺に優しくなくてどうするの真冬の米はぬるま湯で研ぐ

西村曜

13 12+1 秀歌

ハナゾウ纏弥生涸れ井戸たかだ牛道花 暁梶原一人深影コトハ堂那灼風CIPHER静ジャック冬桜塾カレー

上の句が特に気に入りました。「俺」までが「俺」に優しくなかったらたまったもんじゃないです。と思いながら、きっと己に厳しい方なんでしょうね。「ぬるま湯」も効いていると思います。
静ジャック

そう来たか!と言いたくなるような一首。
単純明快な短歌は強いのです。

塾カレー


2017年05月06日 『 せめて 』

せめてきび団子は持っていきなさい反抗期なのは知ってるけれど

ナタカ

10 9+1 秀歌

苔井 茅寿々多実果野原 豆きつね小林礼歩大西ひとみ史乃えだまめ文佳

おばあさんのセリフだと思うのですが、まるで先のシナリオを知っているかのような感じが面白いです。
きつね

きび団子から反抗期への飛躍が不思議に説得力があっていいなぁと思いました。
小林礼歩


2017年05月02日 『 ため息 』

シャンプーのボトルぽすんと息を吐く終わりが来るとわかってはいる

WPP

10 9+1 星 秀歌

せしん寿々多実果桜子詩音夏凪可奈美えだまめナタカ小林礼歩

ため息でシャンプーのボトルの発想がおもしろいですね。
幸香

シャンプーボトルの「ぽすん」をため息に見立てた視点がいいなぁと思いました。
小林礼歩

中身がなくなったシャンプー。そのポンプ式のノズルを押すときの「ぽすん」という音に作者はため息を感じたのだろう。目の付け所が独特だが、下の句が抽象的でそこに脆さがあるような気がしないでもない。
塾カレー


2017年04月30日 『 あやふや 』

階段をうつむきながらのぼるとき下りているかもしれないわたし

中牧正太

12 11+1 秀歌

スコヲプ幸香森×緑居待月莉奈久哲荻森美帆小林礼歩深影コトハ山口正剛祐鈴

階段のある山もありますので、後ろ向きな前進と言うところで♡
久哲

表裏一体ののぼるとおりる。足元で反転するイメージが「あやふや」に合っているなぁと思いました。
小林礼歩


2017年04月13日 『  』

テーブルに初物ですと置き手紙夜勤の母が茹でた空豆

寿々多実果

10 9+1 星 秀歌

ミオナマジコ幸香藤 哲也衣未(みみ)すどちん民生苔井 茅岡桃代

母というのは、初物が出回ると家族に知らせてくれるものですよね。夜勤だけど家族のために料理をしてくれるお母さん、ありがたいですね。今の時代にメールやLINEではなく置き手紙というのもいいし、空豆というのも春らしくていいなと思いました。
ミオナマジコ

嬉しいですね。でも、お母様も嬉しいのです。初物ってなんだか特別ですね。
衣未(みみ)

 お母さんのあたたかさが伝わってきました。こういう置き手紙は、大体「食べてね」となることが多いと思いますが、「初物です」というのが素敵だと感じました。
岡桃代


2017年04月11日 『  』

さよならを皆が言えずにいるあいだ雲はちぎれて次のかたちへ

雪間さとこ

10 9+1 星 秀歌

苔井 茅スコヲプ纏弥生しま・しましま遠木音堀口万理奈青井青

何かのイベントが終わり解散するときの一コマのように感じました。とても楽しかったのでしょう、皆は空を見上げながら余韻に浸り未練とわかっても帰らないでいる、そんな情景が浮かびます。下の句の「雲はちぎれて次のかたちへ」はとても分かりやすい暗喩で共感性も高いと思います。あえて言うなら結句の「次のかたちへ」は暗喩を意識しすぎて少し説明的なように感じました。
須磨蛍

その間、雲を見てる主体がいるんだなぁって思うと、そうか…ってなんかそんな気持になります。
しま・しましま

下の句で、視点が空へと転換していて広がりを感じます。雲が形を変えていく様子で時間の流れを表現しているのが素敵でした。しかもその雲も、まさに今、お互いに別れて次のかたちへ進んでいっているのですね。地上での人の別れと空での雲の別れが、さりげなく優しく描かれていて春らしいお歌ですね。
青井青


2017年04月03日 『 絨毯 』

絨毯を外せば床は無防備で初夏の光をさばけずにいる

小林礼歩

10 9+1 星 秀歌

むうこ大渕マコうたの日での仮名堀口万理奈多香子椋鳥木村比呂薄荷。ぽつり

部屋に差し込む光は絨毯があると目立ちませんが、床だと収拾がつかない感じって確かにありますね。それを「さばけずにいる」という言葉で表現したのがいいと思いました。
むうこ

何気ないがすっきりとした味わいのあるお歌。
多香子

床が光を反射しまくっているさまを「光をさばけずにいる」と表現してるのがいいなと思いました。逆の、光を柔らかく受け止めている絨毯=光をさばいている、というのも新しい発見だと思います。
初夏の光に満ち満ちた部屋を想像しました。

椋鳥

フローリングでしょうか、無防備な感じが光の反射で描かれていて面白い。絨毯は光をうまくさばいているわけですね。

引っ越す時の寂しさを味わえるので、絨毯を外すのは好きです。

木村比呂


2017年04月03日 『 綺麗 』

愛知県の愛をきれいに書く人を返してくれないか東京都

中牧正太

10 9+1 秀歌

西村曜クラサワノゾミただようWPPさかさ森下裕隆鶴田よめ街田青々西村湯呑

東京に行ってしまったのでしょうね。書写についての知識はありませんが、「愛」ってバランスとか難しいほうの字なんでしょうかねえ。それをきれいに書く人。そのことを知っているということは、「返してくれないか」と言っているこの人とその人は近しい仲だったのでしょう。切なさがにじみます。
西村曜


2017年04月03日 『 綺麗 』

君の言う綺麗なものが見えなくて指差す君の爪だけ見てた

わらび

10 9+1 星 秀歌


2017年03月30日 『  』

「歓迎」の文字が薄れた終点に僕の暮らしている街がある

ナタカ

15 14+1 秀歌

けら遠木音宮本背水加治小雨たかだ牛道寿々多実果桔梗藤 哲也井筒ふみツナマヨ梶原一人静ジャック一〇〇八冬桜

観光に力を入れている街には「歓迎!」と書かれた看板などよく見かけます。それのことかな、と思いました。街を盛り上げたい気持ちが文字に込められているようで好きです。故にこの歌も好きです。
静ジャック


2017年03月24日 『  』

出木杉君ほどの頻度で現れて雨傘ばかり借りてゆくひと

天田銀河

10 9+1 星 秀歌

スコヲプ木村比呂大橋春人きつね下弦寿々多実果ミオナマジコかんぬきたくみ祐鈴

貸した傘と本は返ってこないと言いますが、何度も傘はどの近しい仲でもあり時々しか会わない人でもある。この設定に、具体的には描かれていない物語を予感した。
木村比呂

出木杉君ほどの頻度ってことはあまり現れないということだと思うんですが、雨傘ばかり借りてゆくということは、雨男あるいは雨女なのかもしれませんね。思わず笑っちゃいました。
ミオナマジコ

ありがとうございます。
天田銀河


2017年03月19日 『  』

三章の途中、主のもういない栞をまだ追い越せないでいる

史乃

10 9+1 秀歌

大庭伏屋なお莉奈寿々多実果ホシキョウイチぽつりえだまめ淀美 佑子ひなこ

読点が活きている歌だと思いました。追い越せない感覚が視覚からも伝わってきました。ちょっとだけ下の句の字余りが気になってしまいましたが、それを置いておいても好きな歌です。
荻森美帆


2017年03月17日 『 コンタクトレンズ 』

使い捨てレンズに記憶があるのなら君の話で賑わうゴミ箱

倉橋千帆

10 10 秀歌

大庭楢原もかもたろ夏凪むうこいっくんママ萩野聡西村曜堀口万理奈

楽しそうなゴミ箱ですね。変なものを見られない。
もたろ

つけたら外すまでいつでもどこでも一緒のコンタクトレンズにはすべてお見通しですよね。記憶機能なんてなくて良かった。
むうこ

なるほど、とおもいました。体には記憶があるのだから、その体(目)と一体となっていた使い捨てレンズに記憶があってもおかしくないのかもしれませんね。使い捨てレンズで「君」のことばかり見ていたから、レンズを捨ててしまってもそのゴミ箱で「君の話で賑わう」だろうと。ふしぎな発想、ふしぎな擬人化により、とてもユニークな一首になっているとおもいます。
西村曜

洗面台のわきのゴミ箱あたりでしょうか。今日はこんなことがあってこんな顔しててって使い捨てられたコンタクトがおしゃべりしあってると想像すると楽しいですね。
しま・しましま

要するに「ずっと君だけを見ている」
だけど「ずっと君だけを見ている」と言えばありふれた歌詞みたい。
それを、なんてロマンティックな表現なんでしょう。
そして「使い捨てレンズ」「ゴミ箱」といった生活感。その真実味を肌で感じることができる。

大庭

その記憶はつけてた人自身に関する記憶なのか、つけてた人の目に映った記憶なのか。前者かな。想像が膨らみますね。
WPP


2017年03月07日 『  』

君は今日帰つてしまふ朝顔の蕾のやうに傘を畳みぬ

文月郁葉

10 9+1 星 秀歌

石勇斎民生須磨蛍秋山生糸えだまめいっくんママだゆう

「ぬ」!「ぬ」がどうなのか!そこだけだなあ。比喩は抜群ですね。比喩が抜群です。お手上げです。
中牧正太

「朝顔の蕾のやうに傘を畳みぬ」の表現が面白いと思いました。上の句との繋がりがわかりにくい気もしますが…。

帰る。畳む。かなしいけど美しいですね。。
えだまめ

久しぶりの投稿でしたが、びっくりしました…!ありがとうございます。
中牧さんの仰る通り、他動詞なので「ぬ」ではなく「つ」ですよね……?ご指摘ありがとうございます。

文月郁葉


2017年03月03日 『  』

お前から春になれよと三日月が僕のコートを引っかけていく

えんどうけいこ淡海わこ蝶番こじこ夏凪きい寿々多実果いっくんママ花代

えーっ!カッコイイ!
蝶番

イラストにしたくなるような短歌ですね。
「お前から春になれよ」が好きです。

えんどうけいこ

気温が上昇してもコートを脱がぬ主体。そこに三日月は引っかける動作で、主体にコートを脱ぐように暗示しながら、春への一歩を導いてくれる。春の訪れを待ちながら、都会で暮らしているため春の気配を読み取りづらい主体が三日月を見たときに「もう春は来てるよ。君は春を迎える準備はできてるの?」と言われているような気がして、春を実感しはじめる、という歌だと思いました。多く、春の月といえば朧月ですが、この歌の場合、月は三日月として現れます。ですから、この三日月にはなんらかの意味づけがあるのだと思いますが、僕には分かりませんでした。また、引っかけていくという動詞も三日月のフォルムから連想されるものだから詠みこんだと思うのですが、進行形(「〜いく」)を使ったのは何故なのか分かりません。しかし比喩が巧みで、無機物からの働きかけがあるという着想にオリジナリティーを感じます。好きです。


2017年03月01日 『 本気 』

叶わない願いもあると知った日のあなたの マジか、だけの優しさ

七緒

10 9+1 秀歌

仙冬可ミオナマジコ荻森美帆といじまきいUrbanBluesのびしま・しましま

こういう時にそっと見守ってくれる人の存在はありがたいですよね。胸がじーんとするお歌でした。
ミオナマジコ

マジか!?…マジか?…マジか~…。ってなっていったんでしょうか。
相手にとって想定外の対象であったことは言われ方が優しくても辛いでしょう。

といじま

「叶わない願いもあると知った」ってこれは最大級の失意だなぁって気がします。
「マジか、」の一言、下手な慰めよりも慰められることもあるなぁって思いました。

しま・しましま

上句はちょっとありきたり。しかし「マジか」を優しさとして詠んだところが上手い。半角空けと読点で区切ったのはどうか。読点は効果があったようにも思えますが。
泳二


2017年02月24日 『 アリバイ 』

アリバイと呼べるでしょうかその夜の月下美人の白さを言えば

しま・しましま

12 11+1 秀歌

衣未(みみ)寿々多実果真坂きみかぽつり鳥尾鮭介ササキ アンヨ深影コトハ静ジャック可奈美もたろー藤 かづえ

たぶん、アリバイだと認めてもらうことは難しいと思いますが、発想がユニークだと思います。
ミオナマジコ

ステキですね。ひと夜しか咲かないという月下美人のアリバイ。素敵なうたですね。
もたろー


2017年02月21日 『  』

うつくしい嘘をうつした満天の銀河をたたんで胸に忍ばす

10 9+1 星 秀歌


2017年02月18日 『  』

やみくもに傷つきたくて全開のシャワーに包囲されてみる夜

WPP

11 10+1 秀歌


2017年02月11日 『 お国自慢 』

いつか来い何もないけどビリジアン多めに持ってはつ夏に来い

中牧正太

12 11+1 秀歌

といじま衣未(みみ)深影コトハふたりつづら藤 かづえ史乃ひの夕雅寿々多実果西村湯呑宮嶋いつく

ビリジアン! エメラルドでもライムでもターコイズでもなくてビリジアン!
ふたり

すごい!圧倒される景色なんでしょうね。これだけ誇らしく自慢できたら羨ましいです。
といじま

そこここで草木がビリジアンブルーに染まるふるさとの初夏の情景が広がります。「何もない」と言っている作者が実は「お国」のことを深く理解し、愛しているように感じました。
藤 かづえ

私は絵は描けないですが、いつか来いと言われたら、ビリジアンの山を見に行きたいと思います。
寿々多実果


2017年02月08日 『 メタファー 』

死んぢやつて終はる小説だつたとは窓をあければ夜空の背中

中牧正太

13 12+1 秀歌

木蓮荻森美帆小泉夜雨太田宣子遠井海深影コトハ須磨蛍小川けいとシュンイチ金子りさふたり

さり気なく新鮮な暗喩を用いているところがいい。暗喩の難しいところは、手垢のついた表現を暗喩として用いれば、それが途端に格言や箴言や諺になってしまうところ。この短歌はその辺りの事情を全てクリアしている。「夜空の背中」が新鮮かつ分かりやすい。夜空が背中を向けているから、時刻は夜明け前。夜通し小説を読んでいたという解釈が成り立ちます。
雨宮 司

結句の「夜空の背中」がとても良いなぁと思いました。主体は夢中になって小説を読んでいたのでしょう。でも結末は主人公(?)が死んでしまう呆気ない終わり方だったのではないでしょうか。読み終えた興奮のまま窓を開けた主体は、小説で去って行った人の余韻をそこに感じて「夜空の背中」に見えた、そんな風に読みました。
須磨蛍

夜空の背中が きちんと暗喩として機能しているところに一票。
ふたり


2017年02月05日 『 宇宙 』

宇宙一可愛いきみよ出ておいで そおっとまるいお腹をさする

衣未(みみ)

11 10+1 秀歌

わらびむうこ堀之内有華ミオナマジコかなのび民生いずみ 美帆

我が子への愛情の大きさを表現するのに宇宙一以上の単語はないでしょうね。
ミオナマジコ

奥さんのお腹を愛おしそうにさする旦那さんが目に浮かびました。幸せのお裾分けをいただいた気分です。
かな

奥様の事かしら?それとも、ご自身のお腹かな?どちらにしても幸せな素敵なお歌ですね。神様は人間すべてを守れないから母親を子供に与えるとか……そういう話を思い出しました。ありがとうございました
いずみ 美帆

妊娠中だったころのことを思い出して懐かしくてほっこりした気持ちになりました。
むうこ


2017年02月04日 『 ドイツ 』

一晩を寄り添い合った黒猫がシュヴァルツ・カッツのラベルに消える

きつね

12 11+1 秀歌

文乃衣未(みみ)ミオナマジコ寿々多実果志稲祐子静ジャック木蓮いずみ 美帆宮嶋いつくむうこ

私も大好きな黒猫の白ワインです。あの猫と一晩寄り添い合ってたなんて素敵。
ミオナマジコ

お洒落!って思いました。旅先で温もりを分かち合った後の朝、部屋に残っていたシュヴァルツ・カッツの空き瓶に黒猫を見つけたときのファンタジーな空気感が伝わってきました。
須磨蛍

青い瓶のやつでしたっけ?
よいですね

湊屋

シュヴァルツ・カッツのワインというのがあるんですね。知りませんでした。うまく読み解けたわけではないのですが、心地よく酔った後「寄り添いあった黒猫」が「ラベルに消える」という寂寥感がいい雰囲気を醸し出していました。
静ジャック

黒猫がワインのラベルに、という発想がいいです。余韻も感じます。
むうこ


2017年02月02日 『 ラーメン 』

煮卵も秘密も祖父とはんぶんこ祖母寝た後の夜なきラーメン

わらび

10 9+1 星 秀歌

水底むうこ小澤ほのかさかさひなこ秋中弥典はちみつ

深夜に内緒でラーメンを食べるシチュエーションのお歌は他にもありましたけど、おじいちゃんと煮玉子もはんぶんこにするところが素敵です。ちびまる子ちゃんと友蔵さんみたいですね。
ミオナマジコ

仲良くはんぶんこしてラーメンを食べたと捉えたのだが,「寝た後の夜なきラーメン」とは何なのだろう。残っていたのか,あるいは別の屋台が通りかかったのか。
村田馨

田舎に帰りたくなるような歌ですね。今ではすっかり夜なきラーメンには出会わなくなりました。きっと夜なきラーメンでなくてもこっそり誰から夜中に食べるものの思い出は郷愁を誘います。たとえ都会でも。もうそこにはない過去をそっと大事に心の棚にしまっておきたくなります。一方、これが現在のことなら、秘密を共有するドキドキ感を祖父の存在の安心感が包み込んでいるような世界を覗き見しているような気になります。どちらにせよ想像を走らせると、きっと、おばあちゃんは起きてます。
秋中弥典

きっと大人になっても忘れない味だろうなと思います。
むうこ

たくさんのハート、♪、評ありがとうございました。
初めてのバラ、初めての秀歌になりました。
子供の頃、毎週水曜にチャルメラの音を聞きながら半分こして食べた夜なきラーメンの味が未だに忘れられません。
早寝の祖母には内緒でしたが、ばれてたかもしれません(苦笑)

わらび


2017年01月27日 『 撒菱 』

すぐそこで撒菱踏んだと言い張るが遅刻の理由は何だ、服部

ツナマヨハナゾウミオナマジコ衣未(みみ)仙冬可みち桔梗えだまめ倉橋千帆

あまり架空の人名を入れた短歌は好みではないのですが、このお歌の服部君の必然性に感心しました。面白いです。
ミオナマジコ

ニンニン!
衣未(みみ)

実はくの一に誘惑されました!にんにん!
仙冬可

「服部!撒菱なんてそんじょそこらには落ちてないぞ。寝坊だろ?」
天使きらり

理由は撒菱を踏んだからといったのだと思うのですが、先生はその理由を信じてないのでしょうね…(´・ω・`)
桔梗

服部が効いてます!
倉橋千帆


2017年01月25日 『 スキー/スノーボード 』

玄関にスノーボードがある人にわたし勝手にもう負けている


2017年01月22日 『 通夜 』

世界にはもっと静かにしてほしい喪服で歩く駅前の夜

七緒

13 12+1 星 秀歌

立帆小池佑けら仙冬可小泉夜雨ぽつり外川菊絵風野瑞人奏月なな篠宮小川けいと加治小雨

それぞれの日常は続きます、悲しい日にも。その不思議がありありと思い出されました。
外川菊絵

かなしいと書いてある訳では無いのに、ちゃんとそれが伝わるいい歌だと想います。
篠宮

駅前を歩いているということは親族ではないのですよね。
でも、とても大切な人をなくしたのだろう、と思いました。

ふたり


2017年01月20日 『 チャイム 』

三月の最後のチャイムが鳴った後ぼくらはずっと放課後にいる

霜月実結

10 9+1 秀歌

nonたん遠木音渚さらささはらや久保 直輝ルナク真坂きみか美味しいこんにゃく

春休み状態なのですか、そのままでは・・・
多香子

春休みを満喫しているのか、卒業後に何の肩書きも持たない、いわゆるモラトリアムの状態にいるのか、判断が難しい短歌だ。どうも、「ずっと放課後にいる」という下句のニュアンスからすると、モラトリアムな状態にあるんじゃないかと思うのだが、決め手がない。体育系の部活は知りませんが、文科系の部活は結構ゆるい時間を堪能できるんだよね。やっぱりモラトリアムか。
雨宮 司

なんだかわかります。大人になって何年たっても学生のままの感覚。
ミオナマジコ


2017年01月19日 『  』

かわいくてちっとも走れない靴だもう野生にはもどれないんだ

ただようといじま有櫛由之小向大也西村曜高松紗都子美味しいこんにゃく宮本背水深影コトハカミハテ小宮子々

ちょっと前までやんちゃに走り回っていたのにかわいさを優先したということは…恋でしょうか。
そんな自分にまだ少し戸惑っているのが伝わってきます。

といじま

かわいくて走れない靴には自分自身が投影されているのでしょうか。寂しさや喪失感がさらっと詠まれているところに魅力を感じました。
高松紗都子

この句切れの鮮やかさが産み出す韻律と、発展と、気づき、そしてこのシーンを「もう野生にはもどれない」と表現するのが、なんていうかもう、すごい短歌センスです。脱帽です。句またがりもきれいです。
宮本背水


2017年01月17日 『  』

早朝の下り列車にひろびろと私ひとりのためのあけぼの

七緒

10 9+1 星 秀歌


2017年01月16日 『 赤信号 』

(ほらあれも青になれない信号機)もうこちら側で暮らしましょうか

10 9+1 星 秀歌

赤本海須磨蛍一〇〇八こわくないもり青かけす久哲しま・しましま桔梗

うまくいっているとも思えないが、失敗でもない詠み。でも好きですね💛
久哲

「青になれない」(=前に進まない)ことが必ずしも不幸ではない、そんな歌意と読みました。今いる場所をしっかりと意識することが大事なのかもしれませんね。
須磨蛍

ハート、音符、コメント、どれもありがとうございます。
今年初薔薇!かつ初秀歌……!嬉しい!ラッキー…!
まだ推敲の余地ありかなぁと思っています。
うまくいってる歌を作れるように頑張ります……!


2017年01月15日 『 ストライプ 』

静かなるあなたのシャツの平行線 傘もささずに雨とつながる

10 9+1 星 秀歌

ぽつり美味しいこんにゃくわらび立帆久哲堀口万理奈羽島かよ子だゆう小宮子々

とても雰囲気のある素敵なお歌です。ただ、上の句と下の句が繋がりそうで繋がっていない感じがしました。
須磨蛍

あなたとわたしとの関係も、いまはまだ交われない平行線であることを暗示しているように思います。傘を差し出せない物理的、心理的距離感をもってあなたを観察している。その抑制されたまなざしがいいです。
羽島かよ子

目に留めてくださったみなさま、ありがとうございました!
須磨蛍さま、羽島かよ子さま、ありがとうございます。歌を気に入ってくださり、また深く読み解いていただきとても嬉しいです。同時にまだまだ勉強することが多いと気づき励みになりました。


2017年01月11日 『 ウ冠 』

冠を捨て去り一人胸を張る安い女と呼ばれぬように

倉橋千帆高木一由いずみ 美帆大西 久季淀美 佑子ミルトンむとうゆか村田馨

安い女が気がかり(木がかり)になるとついつい案じてしまうのですね。
久保 直輝

これはシンプルかつ強烈な主張を籠めた短歌だ。白川静の著書をまた読まないといけないな。「安」の原義は何だったのか。それはともかく。女はうっかり冠もかぶれないわけだ。「安い」はひどいな。そう言えば、セックスを拒んだらカタい女と言われたとの話もあった。うっかり関係を持ったらカルい女と言われそうだが。女の人はこれぐらい志を高く掲げている方がいい。
雨宮 司

「安」にはやすらか、落ち着く、という意味もありますよ。何だかいじらしいあなたへ。
WPP

決意の潔さ。
村田馨


2017年01月10日 『 自由詠 』

傷口のガーゼを剥がす やさしさが貼り付いていてこんなに痛む

民生久保 直輝可奈美ものかげ深影コトハ宮嶋いつくもーたろ森雅彦

優しさがかえって傷つける、人間模様が垣間見えるようです。、
久保 直輝

歌を読んだだけでぺりり、と剥がすときの痛みまで思い出してひぃっ!てなりました。
加治小雨

大切な人が処置をしてくれたのでしょうか。まだ癒えぬ傷口の痛みをそのように捉えることができる感性が素敵です。
もーたろ

傷口の保護はやさしさからの行動だけど、また新しい痛みが生れたり、傷の治りが遅くなったりするんですよね。でも、そのやさしさをちゃんと「やさしさ」って表現するところがステキだなって思いました。
しま・しましま


2017年01月09日 『 責任 』

責任を押し付けたくはないけれどあなたに触れた日からさみしい

むとうゆか 家

12 11+1 星 秀歌

民生木蓮ミオナマジコぽつりわらび葵の助桜望子可奈美西村湯呑遠井海

ふたりがどんな関係なのかはわからないけれど、肌の温もりを知っているからこそさみしさが募ることもありますよね。
ミオナマジコ

ミオナマジコさん、ありがとうございます。
触れなければ温もりは知らないままで、
でも温もりを知らなければ離れたあとのさみしさも知らないままで。
このふたりは、あの日から、あの日以上は近づけないんじゃないかな、と思います。

むとうゆか


2017年01月03日 『 ミイラ 』

復活をただ待っているミイラより走るゾンビは前向きである

けら

12 11+1 星 秀歌

淀美 佑子ミオナマジコ仙冬可えだまめ祐鈴西村曜ハナゾウ渚さらさ立帆だゆう

面白い視点だなあと思いました。ゾンビのようにしぶとくつよくなりたいものです。
ミオナマジコ

一度は死を受け入れて次に備えるミイラと、死を拒んで腐乱するゾンビと、どっちが前向きかは議論が分かれるところです。(と思う。)ミイラを宗教的に定義している一方、ゾンビはイメージが人によって異なるのが難点では。
一読して面白いとは感じました。ゾンビ確かにアクティブ!

堂那灼風

小説の書き出しのようで、この後の広がりがありそうです。
祐鈴

着眼点がいいなと思いました。
ゾンビもミイラも死者なのに、前向きなどという価値観を持ち出す可笑しさ。

文屋亮

なんだかよくわからない迫力を感じました……。そう言われれば、そうかもしれない……。ゾンビが前向きという発想が、とてもすきです。じっさいはミイラもゾンビも、前向きとか後ろ向きとかいう人間世界の価値観は持ち合わせていないとおもうのですが、それでもゾンビが走る(あれ走ってるんですかね……?)姿に「前向き」さを見出した点がおもしろいです。
西村曜

大好きなゾンビで薔薇を頂けて嬉しいです
ありがとうございました

けら


2017年01月03日 『 オノマトペ 』

電線でイイヨイイヨとひよどりが鳴いているから家事はお休み

14 13+1 星 秀歌

有櫛由之むうこ詩音えだまめUrbanBlues大月閑一〇〇八ぽつり宮嶋いつく静ジャック森下裕隆だゆう

ひよどりってイイヨイイヨと鳴くのですね!休むって決めないとかじにはおわりがないですものね。
ミオナマジコ

明日からは「イイヨイイヨ」と聞こえるような気がします。ヒヨドリ、元気ですよね♡
えだまめ

💛と♪を沢山、有難うございます。
ひよどりは他の鳥の鳴き声も真似するみたいです〜。
その日の私にはイイヨイイヨと聴こえました。(都合がいいかな^^)
久々の薔薇を頂き嬉しいです。


2017年01月02日 『  』

「オシドリも浮気するって」公園の池のほとりで妻がつぶやく

ミルトン

10 9+1 秀歌

流歩詩久保 直輝ただようハナゾウ詩音しちみとうむうこ藤 かづえWPP

ドキッとしますね。このあと、夫が妻になんと言ったか想像が膨らみます。
ミオナマジコ

どう答えていいのかわかりません。困ります。
久保 直輝

オシドリの浮気、検索して「へぇ〜〜」となりました。「オシドリも」の「も」に心がざわざわします。
加治小雨


2016年12月31日 『 今年 』

今年まだ終わってないのに外される暦いちまいじつに軽やか

外川菊絵

10 9+1 星 秀歌

小泉夜雨淀美 佑子久保 直輝花代しちみとうしま・しましま久哲

日めくりカレンダー、今年も一年お疲れ様でした。あの薄い紙をビリッとする日々、繰り返されてきた毎日がなんだか愛しくなります。
大西 久季

結句がいいなって思いました。
しま・しましま

実に生活の切り取りがナイス♡
久哲


2016年12月28日 『 中華まん 』

豚まんに見えるが魔女に呪われた王子様かもしれんし、かじる

こりけケリ子

12 11+1 星 秀歌

久哲えだまめ多香子祐鈴かんぬきたくみ桜枝巧UrbanBlues西村湯呑月永佳世nu_ko

こうして王子が唯一の末だった中華まん王朝は、倭寇に食べられてしまいましたとさ♡
久哲

かじるとどうなるのでしょう。王子様ほんとに元に戻るのかな(わくわく)
多香子

発想が面白いです……! まさか豚まんが王子だったなんて。
桜枝巧

かじったら大変なことになるのでは…?、
と思いましたがキスの代わりですね。もぐもぐ。

大西 久季


2016年12月21日 『 W 』

笑おうと無理したんだろう君からのメールの最後が文字化けていて

翠歌淀美 佑子史乃えだまめけら小早川中牧正太流歩詩ものかげ

文字化けとW両方を読めたのはこの歌だけだったので。無理をした結果の文字化けというところにドラマを感じました。
史乃

文字化けをあるがままに文字化けと捉えている詠草はこれぐらいじゃないのかな? 上句のドラマ性との整合性はさほどないのだが、こう並べられると必然性があった様に見えるのだから不思議だ。このまま文字化けシリーズが続いたらどうしよう?
雨宮 司

ハート、音符ありがとうございました。
史乃さん、雨宮 司さん、選評ありがとうございました。

木蓮


2016年12月11日 『 人差し指 』

雨の日に白い漁網を編む祖父の人差し指は海へつながる

野宮のあ

11 10+1 秀歌


2016年12月07日 『 目玉焼き 』

目玉焼き好みの固さに焼き分ける固めの一人はもうすぐ巣立つ

文乃

10 9+1 秀歌

えんどうけいこ蟻男金子りさ西村曜木蓮ぽつりWPPほしかんぬきたくみ

お母さん、嬉しいですか淋しいですか。
多香子

ポジティブなワードかなと思っていた この兼題で、
暖かさと切なさが詠み込まれていて感じ入りました。

蟻男

二人兄弟または姉妹でしょうか。あったかくて少し切ない朝食のワンシーンですね。
えんどうけいこ


2016年11月29日 『 山手線 』

きみはもう山手線に慣れていて誰かの肩で眠るんだろう

カオリナマンダイ

10 9+1 秀歌

えんどうけいこけらハナゾウ詩音杏野カヨ佐藤博之いずみ 美帆WPP深影コトハ

上京した恋人を遠くから想っているのでしょうか。せつない。
えんどうけいこ

題があるから、とは言へ「山手線に慣れ」ることを東京に慣れたことの具体に挙げたのが効いてゐる。
地方から片想ひ相手を恋ふる歌と読んだ。

佐藤博之


2016年11月29日 『 スニーカー 』

永遠に砂が出てくるスニーカー 日が暮れるまで笑えた僕ら

金子りさ

13 12+1 星 秀歌

御泉水安堂 霊璃子かざなぎりん堀口万理奈小泉夜雨加治小雨Y川温子永昌だゆう

シュールです。個人的には好みです。日が暮れてなお出てくる砂に、「僕ら」はなおも笑ったのでしょうか。
雨宮 司

爽やかな喪失感、という感じでしょうか。このイメージがとても素敵だなと思いました。
かざなぎりん

雨宮さん、かざなぎさん、評をありがとうございました。
金子りさ


2016年11月22日 『 キック 』

2歳児のライダーキックを受けたりし炬燵布団はいつもやさしい

だっきー

10 9+1 秀歌 通算100首詠

衣未(みみ)えんどうけいこきつね笠和ささねえだまめ森雅彦明実霜月実結おたまじゃくし先生

最近のライダーもライダーキックするのかどうかちょっとわからないんですけど、その様子が浮かんできました。
きつね


2016年11月16日 『 黒猫 』

のつそりとわたしの窓にあらはれて日時計となる冬の黒猫


2016年10月24日 『  』

部屋中のほこりが耳をすましてる新しく来た掃除機の音

ハナゾウ

11 10+1 秀歌

むうこ多香子だっきー志稲ホシキョウイチいずみ 美帆nonたん外川菊絵小川けいと木蓮

埃からしたら掃除機は脅威ですね。こちらは吸い込むのが快感ですけど。
むうこ

掃除機二首で迷いましたが、埃視点で呼んでいる所が面白かったので♡。
多香子

新しい掃除機は静かなんですね。吸われる側のほこりが耳をすますという擬人化によって、期待感を表現しているのがうまいなと思います。
志稲

緊張感伝わってきます。今のは性能がいいから、すごい力で吸い上げられそう。
外川菊絵


2016年10月23日 『  』

半月と満月満月満月と大根を切る夕のキッチン

ミルトン

11 10+1 秀歌

ヤシローサリーB太田宣子えんどうけいこ木蓮村田馨黒井真砂yosiooだゆう

三つ目の満月は半月に切ったらどうでしょう。
多香子

何気ない光景だが、素直に面白い。
村田馨

確かに半月と満月ができますね。着想が素敵だと思います。
木蓮

半月は実際の月、と読みました。「満月満月満月」のリズムがとてもいいですね。
夕食をつくるキッチンに明るさがあふれていることを感じさせる一種です。


2016年10月21日 『 明日 』

工場のひよこまんじゅう順番に目を開け明日のほうを見ている

吉川みほ

11 10+1 秀歌

えんどうけいこ多香子多田なのけらサリーBルナク亀山真実明伽黒井真砂

可愛らしいのと共に「順番に目を開け」がレールの上を通って生まれて行く「ひよこ」をリアルに感じさせて♡。
多香子

”順番に目を開け”は、製造工程で目の部分が焼き付けられることを指しているものと読みました。逃れられない運命を見つめるしかないひよこが浮かび上がってきます。
亀山真実

ひよこまんじゅうって何か暖かい感じがするけど、明日は僕たち人間が食べてしまうという、その矛盾がいい。
たかたか


2016年10月08日 『 バス 』

たったいま思い出したと言うようにバスが三台連なって来る

スコヲプ

10 9+1 秀歌

こじこサリーBといじま可奈美松岡拓司小宮子々小野田光西村湯呑静ジャック

あー、わかる、このかんじ。とらえどころが抜群です。
松岡拓司

待てども待てども来ないバス、やっと来たと思ったら三台連なって!主体のイライラが伝わってきます。「バス」のお題でこの思いつきは素晴らしいと思います。
静ジャック

これはありますね。どこかで渋滞などがあってこのような状況が生まれるのでしょうけど、何も一緒に来なくても!と思ったりします。「たったいま思い出した」という感じはバス停で待つ側の気持ち。本当はバス停にたどり着くまでに何かがあったから「連なって」いるのですが、事情を知ることができない待つ側の気持ちがよく表れたいると思います。
小野田光

遅れたりでバスがいっぺんに来ることありますね。バスの方が焦ってるように思えるのだとしたら待っていた主体はまだ時間と心に余裕がありそうな感じです。
といじま


2016年10月05日 『  』

舞い込んだ蝶には知らぬふりをしてきみは静かにカードを配る

サリーB

10 9+1 秀歌

ミルトン天使きらり小川けいと西村曜梶原一人StarLighteriba蝶番西村湯呑

場面の組み合わせがとても巧みな歌だとおもいました。蝶が舞い込む場面として「きみは静かにカードを配る」というのを持ってきたのがおもしろいです。トランプかなにかに興じているのでしょうか。幻想的な雰囲気がただよっています。
西村曜

蝶に一度は気がついたようだけども、っていう感じの「知らぬふり」だったんでしょうか。静かな空間と「きみ」を見ている主体の視線がいいなって思いました。
しま・しましま

舞い込んだ蝶は本物の蝶とも解釈できるし、夜のバー(なんとなくお洒落にポーカーをしている感じ)に迷いこんできた美しい人ともとれる。想像がふくらむところが面白い歌だと思います。
かつらいす


2016年09月18日 『  』

このあとはエンドロールであることを雨がぽろぽろ決めつけている

中牧正太

10 9+1 秀歌


2016年09月13日 『  』

「へ」の文字はおもいの重さに傾いてそこから一字も書けない手紙

西村曜

11 10+1 星 秀歌


2016年09月11日 『 余韻 』

子供らをひとりひとりと飛び立たせ余韻のごときぶらんこの揺れ

しま・しましま

10 9+1 秀歌

西淳子てるぽつり深影コトハつづらかっちゃん梶原一人いずみ 美帆明実

「子供らを~飛び立たせ」が、子どもたちが成長していく様子を表しているようだなあと思いました。飛び立つ、羽ばたいていく子どもたちを想いながら、ぶらんこは揺れているんだろうなあ。
西淳子


2016年09月10日 『 自由詠 』

あのときの鶴ですみたいな顔をして片方のくつ下が出てきた

矢波多恵

10 9+1 秀歌

ハナゾウいずみ 美帆えだまめ三田たたみシズハル皆川 せつ高槻杏きつねネネネ

上句の比喩が絶妙。「鶴の恩返し」をここで出すとは。読みは二種類に分かれる。靴下が揃ったのか、もう片方の靴下は依然として行方不明なのか。「鶴の恩返し」が下敷きになっているから、ここは作業途中で中断してしまったと読みたい。もう片方の靴下は、まだ見つかっていないのではないか。これだけ想像力が刺激されるのは、短歌に余力がある証拠。
雨宮 司

我が家にも最近鶴が現れましたよ。洗濯カゴの下から、申し訳なさそうな顔で……。
三田たたみ


2016年09月10日 『 自由詠 』

アンテナが十字架めいて見える屋根告白したい後悔がある

10 9+1 秀歌


2016年09月09日 『 独身 』

独り身を咎めぬ父より寄越された桃一箱よいつまで香る

羽島かよ子 家

11 10+1 秀歌


2016年08月27日 『  』

サンダルの脱ぎつぱなしのかたちとか昨日を複製したやうな今日


2016年08月27日 『 しわ 』

長椅子に皺くちゃのまま置き去りの番号票が今呼ばれおり

きい

10 9+1 秀歌

天使きらり文乃ルナクりつ一佇一〇〇八静ジャックだゆう

こんな光景ありそうです。
待ちきれず帰っちゃったんですね。

天使きらり

この光景を見ている作者の番号票の番号は、きっと皺くちゃの番号票よりも後のはず。番号票が皺くちゃになっていたら普通はその中の番号は読み取れないが、作者はその中の番号を知っていて、皺くちゃにして置き去りにした人の一部始終をよく見ておられたのだと思います。その番号票の番号がようやく今まさに呼ばれている。皺くちゃにした人のこと、もうすぐ呼ばれるはずの自分、その前後の番号の人達、何かの物語のワンシーンのようです。
一佇

ずいぶんと待たされてついに嫌になって帰っちゃった人。その番号が呼ばれているのを何気に眺めている主体。銀行か郵便局か病院か、今の日本でよく見られる情景ですね。素敵な絵画を見てるような気分にさせてくれる歌、とても好きです。
静ジャック


2016年08月26日 『 挽歌 』

旧友の訃報が届くそうやって突然メールする奴だった

いずみ 美帆ササキ アンヨ那須ジョン知己凛hanakoかざなぎりん西村湯呑木蓮きい久哲

組み立てが絶妙です。なんだまたあいつか。と思ったら訃報とは。最期までお騒がせなやつだ、と主体がつぶやいているようです。
知己凛

すごくよくわかります。こうやって歌われてみてはっとしました。
かざなぎりん

淡々と事実だけを詠んで、ぐっと胸に突き刺さってくる歌です。「奴」という言葉に親しみが込められてる感じでいいですね。僕も先年友人を亡くしました。訃報を受け取る辛さは耐え難いものです。
静ジャック

綺麗な男の挽歌 かっこいい💛
久哲


2016年08月19日 『 年下 』

ジミヘンが年下になる朝が来ていつもと違うたばこを買った

ねむけ

10 9+1 秀歌


2016年08月01日 『 おっぱい 』

ふくらみに触れるのならばその奥の鼓動に触れる約束をして

真香 家

10 10 秀歌

藤 かづえネネネ葉山はなStarLighterたかはしみさお木蓮希和子只野変哲佐藤博之太郎

「おっぱい」の題から、こんなにも覚悟を問ううたがでてきたことに脱帽。「その奥の鼓動」という暗喩に、躰だけの関係を許さない真剣な愛を求める彼女の強い意志を感じます。「約束をして」の結句は「約束をして!!!!」という強い語気を感じさせ、逆に彼のことを強く思う気持ちすら滲ませています。極めて秀歌。迷わず特選。異論はあれど認めず。
たかはしみさお

深い叙情に、心を動かされました。
StarLighter

美しき愛の歌ですね。そこはしっかり約束しなければならないと思います。
太郎

たかはしみさおさん、StarLighterさん、すたろんさん、嬉しい評をありがとうございました!
投票して下さった皆様にも感謝いたしますm(__)m

真香


2016年07月30日 『 プール 』

頑張ったプールの記憶が五時限目ひだり耳から不意にこぼれる

きい

12 11+1 秀歌

ぽつり衣未(みみ)えんどうけいこフジタレイルナク西村曜いずみ 美帆静ジャック須磨蛍かんぬきたくみ

「頑張った」ということは、どちらかというと水泳はあまり得意な方ではないのでしょうか。
「不意にこぼれる」という表現もリアルで好きな歌です。

えんどうけいこ

「頑張った」というところが、素朴で、とてもすてきだとおもいました。「五時限目」という言い方からして中学生ですかね?(授業の数え方は地域によって違いがあるのでわかりませんが……)ひだり耳から不意にこぼれた水、それから「ああ、さっきの自分頑張ってたなあ」と思い出してひとり微笑む、そんな絵が浮かんできます。幸福な少年期の歌と読みました。
西村曜

午後になると部活で頑張っていた記憶が甦えるということなのでしょうか。まだ授業があって部活が過去のものになったといあことは三年生の後半ということになりますね。まだ記憶も生々しい頃。ひだり耳からこぼれるというのも水泳部らしくていいと思います。
太郎

耳から水が出てきた時、何故だかほっとしました。水泳のあとのけだるさまで伝わってくる「五時限目」という選択がよかったです。
静ジャック

最小限の説明ですべてが伝わってくる、まさしくディス・イズ・短歌だと思いました。脱帽です。
StarLighter


2016年07月28日 『 孤独 』

グレーグレーみどりみどりで靴下を束ね終わってまたひとりきり

中牧正太

10 9+1 秀歌

秋子七子ネネネ葵の助梶原一人宮本背水金子りさフジタレイ森下裕隆西村湯呑

「グレーグレーみどりみどり」がリズム的にも良いし、視覚的にも地味な色で孤独感を増しているのがよいと思いました。
金子りさ

「グレーグレーみどりみどり」のインパクトが強烈でした。そうした色彩の反復による愉快な表現にも思えたものが、ゆるりゆるりと結句に向けて孤独へと変化していって、「またひとりきり」で主体と一緒になってひとり取り残された気分になりました。
宮本背水

家族の洗濯物を畳んでいると、あたかも一緒にいるかのような錯覚をたしかに感じることがあります。畳み終わった後、家の中には自分ひとりだったことに気づく。寂寥感。
梶原一人


2016年07月27日 『  』

水彩の色鉛筆で描いてみる君のきれいな土踏まずなど

永昌

11 10+1 秀歌

ぽつりしょうとく西村曜桔梗葵の助西村湯呑希和子御泉水温子

土踏まずには色っぽさも純潔さもあると思います。水彩で描くことでより淡くてうつくしくなっていると思いました。


2016年07月25日 『 ヒマワリ 』

そんな目で見るな向日葵 二番目に好きな男と暮らす私を

葉山はな

12 11+1 秀歌

えんどうけいこハナゾウ西村曜天使きらり文佳いずみ 美帆西村湯呑ホシキョウイチぽつりひの夕雅塾カレー

太陽に向かって堂々と咲いている向日葵に、自分の本当の気持ちを見透かされているような気がするのですね。別の人を想いながらも違う人と一緒にいる作者の切なさと罪の意識が読者に伝わって心にしみる一首です。
えんどうけいこ

どんな目でみているのでしょう、気になりますね。

天使きらり

勿論、「二番目に好きな男と暮らす」までの過程には色々な葛藤やら諦めやらがあったのでしょう。様々な思いを胸に抱えているからこそ、真っ直ぐに伸びる向日葵(そういえば今回はひまわりを「真っ直ぐ」という捉え方をした歌が多かったですね)に対してさえも後ろめたさを感じてしまうのでしょうか。けっこう辛い一首のようにも見えますが、やはり「そんな目で見るな向日葵」という、擬人法による軽さがうまく中和していると思います。
塾カレー


2016年07月24日 『 階段 』

ティンパニをかかえて降りる階段が最初の試練 コンクールの朝

太田青磁 家

12 11+1 星 秀歌

えんどうけいこ静ジャックかしくら ゆうさわ田マヨネ松木秀多香子森雅彦シュンイチきい衣未(みみ)ひの夕雅

自分が楽器をやらない物だから、その苦労と緊張感はすごいのだろうなと想像しました。
多香子

コンクールの朝のりりしさや、少し緊張している様子が素直に伝わってきました。ティンパニーを運ぶことに夢中になることて、一時だけ緊張を忘れることができたのかもしれませんね。
シュンイチ

ティンパニを持ち歩いた経験はないのですが、見るからに重そうです。
コンクール当日、緊張しながら大事に運んでいる作者の様子が目に浮かびます。

えんどうけいこ

ティンパニとチューバにとって階段は鬼門ですよね。搬出搬入もコンクールの醍醐味。思わず息を呑んで見守る光景です♪
ひの夕雅


2016年07月21日 『  』

万国旗その中にある亡国のひとつふたつを風は知らない

文月郁葉

12 11+1 星 秀歌

かしくら ゆう衣未(みみ)三田たたみえんどうけいこあかねササキ アンヨぽつり遠木音太田宣子堂那灼風金子りさ

東ドイツだとか、ソビエトだとか、いろんな国がありますね。「風は知らない」がいい味を出しています。万国旗、亡国はきちんと抜いているのでしょうか。気になります。

雨宮 司

時の流れを感じさせるような、壮大な歌だと思いました。「ひとつふたつ」というアバウトさがいい感じです。
三田たたみ

「風を知らない」というのではなく、「風は知らない」とされたところが素敵です。
太田宣子

風が亡国を知らずに揺らしているのを想像するととても切なくなりました。
ハートを迷いました。

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万国旗という小さな世界から地球規模の大きな世界への飛躍が素晴らしいと思いました。
風は知らないという表現が、常に変化し続ける世界情勢を想起させ、無常観、やるせなさを感じました。

金子りさ

「亡国の」という重い言葉のあとに「ひとつふたつの」と意味的な負荷の軽い言葉を続けて、結句「風は知らない」とうまく繋げています(「風」が「旗」の縁語であることも巧みです)。そのため下句があまり重くなり過ぎず、メッセージ性を持ちつつ、爽やかささえ感じられる歌になっています。
森下裕隆

久しぶりの参加で浦島太郎状態でした。たくさん評や♡や♪をいただいて、正直びっくりしています。ありがとうございました。
文月郁葉


2016年07月17日 『 パスポート 』

どこへでも行けると思った十年を机の奥にしまったままだ

ナタカ

12 11+1 秀歌

ぽつり皆川 せつとわさき芽ぐみ遠木音神保茂三上りょうえんどうけいこ遠井海城ももよ月花鳴瀬 諒

わたしもそうです。というか、10年を越え、期限が切れてしまいました。
遠木音

おそらくお題を知らなくてもパスポートのことだと伝わる一首。見事です。
えんどうけいこ


2016年07月13日 『 演歌 』

この先がどんな時代になろうとも肴はあぶったイカでいい人

西村湯呑

13 12+1 秀歌

かしくら ゆう宮本背水木蓮いずみ 美帆雨宮 司海恵ふきる久哲松木秀梶原一人藤 かづえ月丘ナイル

演歌といえば、「肴はあぶったイカでいい」ですよね。気持ちよいほど好きな歌です!
かしくら ゆう

同感です。あぶったイカは不変の象徴かもしれませんね。
木蓮

イカは、スルメイカなら安値で手に入りますからね。経済的じゃないですか。説明するまでもなく、八代亜紀『舟歌』を下敷きにした短歌ですが、今のところ、このフレーズは変わりようがないですね。漁港ならば、まず間違いなく手に入る食材です。でも、生イカを炙ったのなら意味は通じるのですが、スルメを炙ったのなら話は別。あれはすっかり高嶺の花になりました。
雨宮 司

抒情、元歌に丸借りやん!なんだけれど、これはこれで高等テク💛
久哲

あぶったイカは最高のおつまみだと思います! でもチータラとの間で揺れる乙女心……(←下戸
三田たたみ


2016年07月11日 『 口語 』

流麗に旧仮名文語を編むひとが「パねぇ」とわらう打ち上げ花火

西村湯呑

10 9+1 秀歌

早乙女まあり寺島奈保子森下裕隆笹乞ゆめひの夕雅ルナクてんてん金子りさ

花火の感動は現代(いま)の言葉でというのがいいです。アンバランスさが魅力。
衣未(みみ)

ギャップ萌えですね。おもしろいし、花火というシチュエーションが良いと思いました。
笹乞ゆめ


2016年07月11日 『  』

パンだけどたぶんすべてのヤドカリが住みたがるほどきれいなコロネ

小川窓子ハナゾウ太郎木蓮ひの夕雅ツナマヨ真香Y川いずみ 美帆

イタリア語で「角」だったと思うけど、確かに巻貝みたいですものね。あの大きさのヤドカリがいたらぞっとするけれど(笑)
たかはしみさお

いい歌ですね!コロネをヤドカリの貝に見立てるなんて面白いです。そしてヤドカリには最適と思われるフォルム。最高です。
太郎

そんなにきれいなコロネだったらじぶんも住んでみたいです
きつね

何気ないんだが、よくこの取材、出て来たな。よく歌にしましたね。
好きやわ。拝んでおこう💛

久哲

ああ また投票反映させるの忘れてる^^: ごめんなさい。
でもホント いい歌ですよね。

久哲


2016年07月07日 『 噴水 』

夏空を撃ち落としたい弟がホースを持って噴水になる

nu_ko

10 9+1 星 秀歌

ハナゾウ秋子七子衣未(みみ)薄荷。矢野アンズ青井さはらや宇良

とても男の子らしい一面だと思いました。元気で好きです。
衣未(みみ)

この後、弟さんは叱られてしまいそうで心配です。夏空を撃ち落としたい、というのがとても素敵です。
矢野アンズ

誰もが(特に男の子なら)一度はしたことがありそうな遊び。それを「夏空を撃ち落とす」としたセンスに惹かれました。
真香

♥♪ありがとうございます。

衣未(みみ)さん、矢野アンズさん、真香さん
評 ありがとうございます。
夏休みの暑い時にホースで水ぶしゃーっとして遊ぶのが好きでした。
ありがとうございました。

nu_ko


2016年07月06日 『  』

指先のてんとう虫が飛んでゆく置いてゆかれることには慣れた

ミルトン

11 10+1 秀歌

ネネネたくあん守宮やもりハナゾウひの夕雅梶原一人文乃南瑠夏姉野もね

てんとう虫みたいに、大事なひと(もの)はみんな飛んで行ってしまうんですね。切ない……。
三田たたみ

ゆっくりと眺めている様子が分かります。また逢えます。
衣未(みみ)


2016年07月06日 『 小説の一節を入れた短歌 』

この蜘蛛の糸は己のものだぞ。と吊革離さぬ通勤ラッシュ

小川けいと

10 9+1 星 秀歌

薄荷。松木秀姉野もね藤 かづえたちばな五條ひくいち遊糸塾カレー

つり革を蜘蛛の糸に見立てる視点が良いと思いました。おもしろいです。
笹乞ゆめ

分かります。蜘蛛の糸を掴めず波に翻弄されている人を尻目にって気持ちですね。離したら最後、そのまま地獄に堕ちそうですものねw
たちばな

わかります。これ。
一瞬の揺れに耐えられるから本当に蜘蛛の糸のようです。

知己凛

上の句の小説の引用部分と下の句がどんぴしゃで、風刺が効いていて、お見事だなあと思いました。ぎゅーぎゅー詰めの満員電車で、自分の身を支えるのに目の前の吊革だけが頼りで、手を離したら他の人にとられてしまう……よくわかる光景であり、心境です。今まで考えたこともなかったけれど、吊革は蜘蛛の糸だったんだ、満員電車は私たち罪人たちが蠢いているんだ……と思うとシュールです。いやほんと、慈悲の心を大事にしないといけないですね……。一番光ってみえたお歌に私のハートを捧げます。
姉野もね

必死!通勤ラッシュと地獄を重ね合わせてしまうところに、とにかくお疲れ様ですと言いたいです。
遊糸

蜘蛛の糸から手を離さないカンダタの様子と吊革を離さない様子がだぶって見えました。小説の一節を自然に日常生活の一コマに繋げていてうまい作りだな、と思いました。
藤 かづえ

芥川の『蜘蛛の糸』ですが、それを通勤ラッシュのつり革に見立てるとは…!
驚きがあるし、かつ元の小説を想像しながら読むとより面白いと思う。
人間のある一面は、今も昔もそう変わらないことを教えてくれる。

塾カレー

皆様、評ありがとうございました。
共感していただけたり、思い浮かべていただいたり、すごくうれしいです!

小川けいと


2016年07月03日 『 ドレミ 』

幾百のドレミのうたをしみ込ませ木造校舎やさしく崩る

西村湯呑

10 9+1 秀歌

木蓮ぽつり堂那灼風ひの夕雅久哲薄荷。坊斎静ジャック知己凛

廃校になった(のでしょうか?)木造校舎が崩されるさまを名残惜しくやさしく見守っている情景を想像しました。
木蓮


2016年06月30日 『 アニメソング 』

父さんは今日もどこかでデビルマンしてきたらしく疲れた様子

たくあん

12 11+1 秀歌

ぽつり詩音 麗子久哲豆田麦遠木音坊斎しま・しましま姉野もね梶原一人あみー

「今日もどこかでデビルマン」……という歌詞の尻切れトンボ感が、この歌により解消された気がします。「デビルマン」とは「デビルマンする」という動詞だったのですね。
三田たたみ

お父さん、お疲れさまです(笑)デビルマンの少し悲しいメロディー、好きでした。
遠木音

お父さん何をしてきたんでしょうか。わかりませんが労ってあげてほしいです。
しま・しましま


2016年06月29日 『  』

座席にはぽつんと痛みを座らせて市民病院行きのバスです

ナタカ

10 9+1 星 秀歌

久哲天使きらりぽつりいずみ 美帆萩野聡雀來豆森本泉静ジャック姉野もね

いいですね。個への集約加減とバスの移動感💛
久哲

座らせた痛みは自分の体のものなのか、誰かの体のものなのか。それとも自分の心の痛みなのか、誰かの心の痛みなのか。座席にぽつんとというのが淋しくて頼りなげです。
衣未(みみ)


2016年06月29日 『 あきらめ 』

わたくしが諦めたならこの缶のつぶつぶコーンはどうなるのだろう

富井丈生久哲宮本背水安部圭二暴走鮫特急姉野もね太田青磁種子島鉄男静ジャック西村湯呑

凄くわかりやすい内容と心地よいリズム、この歌の前後にどんなドラマがあったのかと想像したくなってしまう歌。好きです。
望(ぼう)

空き缶を回収後、丁寧に手仕事で取り出し、消毒、乾燥後に再利用・・・ 嘘です。
いい取材眼ですね💛

久哲

つぶつぶコーンという語が妙におかしさのあるキャッチーなものでありながら、諦めるという気持ちに対して「引っかかる何か」や「諦めきれない感じ」というものを巧みに象徴しているように感じます。初句に持ってきた「わたくし」という一人称がさりげなくうまいな、と思います。そうだよな、そのつぶつぶコーンをどうこうできるのは「わたくし」しかいないもんな、という納得を強めてる感じがして。
宮本背水

あまり考えたくないですね。やはり一粒残さずコーンは頂くことにします。「あきらめ」を飲みかけの缶スープを傾けながらふと考えた一場面、で詠むという着想、お見事です。
真香

「あきらめ」というと、どうしても重くなりがちですが、「つぶつぶコーン」の軽さがいいですね。くすっと笑えて肩の力が抜けました。笑いながらも、私も諦めずにがんばろーと思える、素敵な一首です。
姉野もね

わたくしと勢いこんでからの初句と、結句のとぼけたような力の抜けぐあいとのギャップがいいです。
どこであきらめるのかいつも気になりますよね。

太田青磁


2016年06月29日 『 OK 』

君の出すOKサインの輪の中をわざわざ夏風が通るんだ

久哲

10 9+1 星 秀歌

衣未(みみ)淡海わこ姉野もねきつねぽつり高松紗都子静ジャック森下裕隆

きゅんときました。君のOKサインは爽やかで特別なんですね。
衣未(みみ)

夏の歌がいくつかありましたが一番好きです。
淡海わこ

これ好きです!
きつね

わざわざ通るというところが技あり、という感じですね。
OKなんだけど夏風の蒸し蒸しする空気感が漂ってしまう。
主体の心のほんのちょっとのわだかまりが見えるようで良い歌だと思いました。

安西大樹

「わざわざ」が「ざわざわ」にも見えて風がそよいでいる感じがして楽しいです。
高松紗都子

すごく好きです。爽やかな夏のワンシーンが浮かびます。OKサインの小さな輪の中を夏風が通る、それを「わざわざ」と表現しているところと句またがりがいいアクセントになっていると思います。何に対しての「OKサイン」だったのかを想像するのも胸がキュンとして楽しい。何かのキャッチコピーになりそうなぐらい素敵な一首です。
姉野もね

衣未(みみ)様
淡海わこ様
きつね様
安西大樹様
高松紗都子様
姉野もね様
皆さま。評ありがとうございます^^ 別に捻ることもなく、さわやかに提示できて良かった^^;
評、💛、好きいただいた方はもちろん、うたの日と言う場と出会えた皆様に感謝します。
ありがとうございます。


久哲


2016年06月27日 『  』

塾でしか会えないきみをセブンティーン・アイスで誘う10分デート

三田たたみ 家

10 9+1 星 秀歌

ネネネ終栗夢祐鈴静ジャックUrbanBluesえんどうけいこ詩音 塾カレーわたぬきそら

ほんの少しでも長く一緒にいたい、という気持ちが伝わってきます。アイス「で」誘う、というのも良い。
三糸梢

塾でしか会えない人っていますよね。
塾でしか会えないからこそ、例えば学校のクラスメートなどとは違う特別な印象を抱くのだと思います。中には塾で出会ってそのまま仲良くなる、なんてこともあるのでしょう。この主体はまさにその状況で、何かのきっかけで仲良くなって、授業の合間なんかには自販機のアイスを食べながら談笑しているんでしょうね。勿論、主体にはセブンティーン・アイスではない別の目的があるんでしょうけど。恋の駆け引きを楽しんでいるようです。「セブンティーン・アイス」という具体物と、「10分」という具体的な時間が一首の中にリアルさを生んでおり、三句の六音を感じさせない韻律も巧み。

塾カレー

セブンティーンアイスって、駅のホームに売ってることが多いですよね。帰宅電車を1本見送って話してる絵が浮かびました。
わたぬきそら

三糸梢さん、塾カレーさん、わたぬきさん、評ありがとうございます!
(塾カレーさんは全首評ですか、すごいっす!)
塾というお題で「セブンティーン・アイス」がぱっと浮かんで、そのあとがちょっと手こずりました。三句六音は苦肉の策でしたが、なんとか収まってよかったですw

三田たたみ


2016年06月27日 『 格好 』

亡き人にいよいよ似てくる背格好くちなし香る坂を上れば

希和子

10 9+1 星 秀歌

知己凛ササキ アンヨ麗子終栗夢秋子七子静ジャック西村湯呑坊斎坂上美里

くちなし香る、がいいですね。いろんな思い出があるのだろうと思いを馳せることが出来ます。
知己凛

主体は女性と読みました。夫にどんどん似てくる息子を見上げているのかなと。「くちなし香る坂」という描写がとても良いと思います。
坂上美里


2016年06月26日 『  』

手袋でつくったうさぎ忘れられうさぎのままで春をむかえた

nu_ko

10 9+1 秀歌


2016年06月25日 『  』

お葬式人生初の主役ですドキドキします生きかえりそう

いずみ 美帆 家

15 14+1 星 秀歌

さはらや多香子ハナゾウ秋軸ざきこ。かっちゃん坊斎杉本茜ひの夕雅安部圭二祐鈴豆打だんす久哲淡海わここちめかり

笑ってしまって、はーと。死んでしまえばドキドキしないけど、生き返りそうなんですものね。
多香子

スター誕生ですねー。
祐鈴

この主題をこう詠む。💛
久哲

♡♪コメントありがとうございました!!まさにいま、嬉しくてドキドキしてやばい……ぐらい嬉しいです
ありがとうございました

いずみ 美帆


2016年06月25日 『 筋肉 』

今日までのあなたがここに記されて脊柱起立筋のうつくし

七緒

10 9+1 秀歌


2016年06月24日 『  』

公園の土管の中にある国で明日、弟に王位を譲る

だっきー

10 9+1 秀歌

ハナゾウルナク多香子ひの夕雅いずみ 美帆安部圭二シュンイチ亀山真実久哲

かわいい!いまでもあの大きな土管は有るのでしょうか。戴冠式は二人きり?
多香子

宋? じゃねえ。にいちゃん中二にクラスチェンジ!
久哲

私の認識では、ある子供が遊びの中で創造した王国はその子供だけのもので、他の誰にもそこへ介入させず、成長と共に風化していくものでした。そのため、主体が弟に禅譲すると言っているのは少し新奇に思えました。
亀山真実


2016年06月24日 『  』

「の」の字から「へ」の字に変わる タバコ屋の看板猫の夏の寝姿

葉山はな

11 10+1 秀歌

ぽつり蟻男ハナゾウかつらいす三田たたみいずみ 美帆きつね永昌月丘ナイルきい

たしかに!気温を知りたくば彼らの格好と居所を見たらわかりますね。「の」のお題を上手に使った表現だと思います、「へ」。
真香

季節とともに移り変わる猫の寝姿を「の」と「へ」というひらがなで表現されているのがいいなと思いました。
かつらいす

やっぱり猫っていいなぁ……自由で気ままで、どんな文字になってもかわいくて。
三田たたみ

ひらがなに例えるのが可愛いです。
衣未(みみ)


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