『 雌雄 』

雷鳴のはやさで外すブラホックひとりぼっちに雌も雄もない


勢いがあって上の句がいいなぁと思いました。苛立ちなのか寂しさなのか、一人で部屋に帰ったときのため息みたいなものを感じました。
加治小雨さん

一般的にブラジャーは雌性をもち、なおかつ孤独であっては誰にも見られないものです。主体の孤独はきっと自身の雌性に紐付いているものなのでしょう。だからこそそこから早く離れたいのだと読みました。ホックを外すことは窮屈さの緩和を感じることもできます
御殿山みなみさん

①疲れて帰った独り暮らしの部屋で、取るものも取り敢えずまずブラをはずすという、経験者にとっては頗る共感性の高いシーン。ひとりぼっちであるがゆえ、ここにプライオリティをおいてしまうことにかさついたものを主体が感じているのが物悲しくていい。
②雷鳴のはやさではずしたのは、ひょっとしてゆきずりの相手か。二人でいても、ひとりぼっち「同士」。それを雌も雄もないと断言するのは、絶叫するかのように「サビシイ」と訴えているように感じる。雌雄として体を重ねたとしても、それはたまたま孤独だったからという渇いた言い訳が見え隠れするのが妙に色っぽい。

初見、②で読み取りました。①はじわじわと。これを断定できるシーン作りになっていないとぶったぎることは容易いですが、私は敢えて、この歌の根底にある「孤独」だけは評価したいです。題が「雌雄」であることから、獣臭さが漂っていてほしいという願望もこめて。
ひの夕雅さん

きれいな歌。うまい。
中牧正太さん

主体は一人暮らしの女性で、夜、仕事を終えて帰宅したところなのでしょうか。「雷鳴のはやさで外すブラホック」がコミカルなようでもあるけれど、ちょっとしたさびしさも感じるのは「ひとりぼっち」という言葉のせいなのかも。

桔梗さん

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