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許すふりしていた春がちりぬるを君のとなりにもういられない


浅学ゆえ「を」の捉え方がよくわからないまま読みましたが、何かしらほころびを感じている関係(気持ち)を、春の優しさ暖かさでごまかしてきたけれどそれももう出来ない、という歌と思いました。何があったか定かでないけれど、主体がそれを哀しんでいることが伝わって切ないです。
WPPさん

「色は匂へど散りぬるを」を踏まえているものとみますが、古語と現代語が同居しているため読み手は混乱をしてしまうように思います。どちらかに統一するだけでも一首としてすっきりして、意味を取りやすくなるかと思います。主体の切羽詰まったような哀しみが徐々に募るような印象を受ける点が良いですね。
五條ひくいちさん

ちりぬるを、このことばの遊び方は個人的にはすごく好きですね。いろは歌というひろく膾炙されたものが一首のなかにふいに降り立ってくるところに楽しくなる音、リズムが感じられます。全体的には別離という暗いテーマですが、だからこそ、この部分の音が際立って聴こえてきたように思います。
宮本背水さん

「許すふりをしていた春」は、春という季節だからこそ許されていた雰囲気、みたいな意味合いで取りました。「ちりぬるを」というフレーズは、やはりいろは歌にちなんでいるのでしょうね。自分の気持ちを「君」に知られたくなかったのに、気づかれてしまったから「となりにもういられない」ということなのでしょうか。「君のとなりにもういられない」という言い回しが割とありふれているので、もうひと工夫欲しいようにも思いました。
桔梗さん

許すふりってすごくすごく心をすり減らす気がします。
言葉あそびのような「ちりぬるを」のあとで、君のとなりにもういられない主体の心情を考えると胸がぎゅっとなりました。
とても好きな歌です。
ネネネさん

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