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下手くそな絵を売るひとへ降りしきる許しのような花 春の陽射し


春のあたたかく美しい情景が詠まれていると思うのですが、降っているのは花と陽射しなのか、花のような陽射しなのか、そして「許しのような花」とはどんな花なのか、少し掴みにくいところが多くてイメージがぼんやりしてしまったような気がします。
えんどうけいこさん

「許しのような花」がいいなあと思いました。このように思っているのは見ている主体の方なわけで、下手くそな絵描きの方はなんとも思わずに絵を売っているのではないでしょうか。それを「許しのような」とみてしまう主体は、少しその絵描きがうらやましいところがあるんじゃないかなあと思いました。でもそれを蔑むような感じはなくて、温かな目線で見ているのがいいです。
もしかしたら、これ以外にも語順の整理のしようがあったかもしれないと思ったのですが、「許しのような花」のニュアンスを生かすためにも、よく考えられた語順だと思いました。
金子りささん

優しい。
衣未(みみ)さん

その絵を「下手くそ」と思っているのは主体なのでしょうか、それとも客観的にみたらうまいのかも。少なくとも売れると思っている時点で売っている人(描いた本人とは限りませんが)がちょっとかわいそうと、主体は思っているのかもしれませんね。
「春の陽射し」という結句はやや安易なので、字余りさせてまで入れなくていいように思いました。
桔梗さん

「許しのような」まできっちり定型で、そこから一気に乱れることで、なにか崩れ込んでいくような、ほろほろと降っていくような余韻があります。降りしきる花という情景の表現に対しては、結句の作りは効果的だと感じました。
七緒さん

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